【1.今週の視点】
6月街角景気/現状判断4カ月ぶり悪化、先行き判断5カ月ぶり悪化
●景気動向
内閣府が8日発表した6月の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、景気の現状判断DIが52.9となり前月比1.1ポイント低下し、4カ月ぶりに悪化した。
現状判断DIを構成する項目「家計動向」「企業動向」「雇用」の全てが悪化した。
また、先行き判断DIは47.6となり前月比4.9ポイント低下し、5カ月ぶりに悪化した。先行き判断DIを構成する3項目とも悪化した。
内閣府では「景気は緩やかに持ち直している。
先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみているものの、ウクライナ情勢等に伴う影響も含め、コスト上昇等に対する懸念が強まっている。」としている。
住宅市場は、大手中堅15社集計で5月の受注棟数伸率が前年同月比▲0.6%、集客が5%増となった。
先行きは不透明だが、足元受注は比較的健闘しており、先行指標の集客は持直しの兆しも感じられる。
住宅計画者の期待を裏切らない接客・商談で一件でも多くの契約に結び付けたい。
■街角景気(現状・先行き判断)の推移
資料)内閣府「景気ウォッチャー調査」
【2.企業情報】ホームポジション(静岡県静岡市)6/23新規上場
~東海・関東で戸建分譲、21/8期引き渡し過去最高480棟
【3.トピック】三菱地所ホームが本社移転に伴い未来共創型オフィス「TOKYO BASE」オープン
※掲載企業
積水ハウス、大和ハウス、積水化学工業、ミサワホーム、三井ホーム、住友林業、旭化成ホームズ、トヨタホーム、一条工務店etc…
■過去の『週刊住宅産業エクスプレス』
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- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1287 (12/15/2025) - 【1.今週の視点】 11月街角景気/現状判断・先行き判断とも7カ月ぶり悪化 ●景気動向 内閣府が8日発表した11月「景気ウォッチャー調査」(街角景気)によると、足元の景気判断を示す現状判断DIが48.7となり、前月比で0…続きを読む
- 週刊住宅産業エクスプレス―vol.1286 (12/8/2025) - 【1.今週の視点】 10月景気動向指数/一致指数(足元)2カ月連続改善 ●景気動向 内閣府が5日発表した10月の「景気動向指数」(速報、2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数が前月比0.5ポイント上昇の1…続きを読む
