Yahoo!JAPANとソニー不動産の業務提携で中古の個人売買が進む

7月、日本最大級のポータルサイトを運営するYahoo!JAPANと、ソニーの子会社で2014年4月より新規事業として営業を開始したソニー不動産が業務提携し、インターネットを通じた中古マンション売買の仲介サービスに乗り出すと発表しました。

サービスは、Yahoo!JAPANが運営する不動産紹介サイト「ヤフー不動産」上で、個人が不動産を売り出すことが可能になるもので、契約、引渡し、登記といった仲介手続きをソニー不動産が行って手数料を得るという仕組みです。これまで、ヤフーの不動産サイト上では、不動産業者が取り扱う物件を紹介する機能がメインでしたが、新サービスではネット上で売買交渉が可能となります。これにより利用者側には、

  • ・個人が自分の家を売りに出せる(価格を決めることも可能)
  • ・ネットで売主、買主が直接やりとりできる
  • ・仲介手数料が割安に設定される可能性がある

といったメリットが期待できます。当面は、千代田区や港区など都内6区のマンションが対象ということですが、このサービスが軌道に乗ってくれば、戸建てや地方エリアへの拡大を視野に入れているということです。

 国交省でも、「重要事項説明」をインターネットのテレビ電話でできるようにガイドラインを策定中とのことで、不動産取引は大きな転換期を迎えそうです(関・和)

■Yahoo「不動産売買プラットフォーム」告知サイト
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