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2015-9-4
情報マニアの営業現場白書

15住宅メーカーの競争力分析

article by :株式会社住宅産業研究所

 お待たせしておりました、弊社のロングセラー調査資料「住宅メーカーの競争力分析」の最新刊が8月21日(金)に発刊されました。本誌では、各住宅メーカーの販売実績を始め、全国販売ランキングや県別販売ランキングなど、最新の日本の住宅会社トレンドをご紹介しております。

 今回特に大きく変動があったのが、県別の販売ランキングです。14年度は消費増税の反動減で厳しかった1年ではありますが、メーカーが№1を獲得した数が18県(下記表ではメーカー№1獲得県数は20県となりますが、2県で同数1位があり、その分をダブルカウントしています。)、ビルダーが№1を獲得した数が29県と、前年度の23県VS24県から更に差が広がった格好となっています。

2014年度都道府県別戸建住宅市場総括表.png 大きな傾向として述べるなら、北日本や裏日本、南日本などの地方の中でもややローカル色の強いエリアと、建売が多い首都圏をビルダーが抑え、逆に瀬戸内や東海などの都市部と地方の中間エリアでメーカーが№1を獲得したといったところでしょうか。

 今年度については、まもなく半分が過ぎようとしています。今期完工でどこまで上積み出来るかどうかは、9月受注まででほぼ見通しが見えていると思います。とはいえ足元では、満足出来る受注棟数には達していないケースも少なく無いと聞きます。最近の戦略は、受注棟数も然ることながら、受注金額を強化しているケースが中心で、次なる消費増税後の世界を見据えて、上の顧客層を受注出来る力を蓄積しているという話も増えていますね。

 10月以降に関しても、爆発的に受注が増えそうな外部要因はほぼ無いと思われます。少なくとも来年GW位までは自助努力で集客受注を積み上げなければならないでしょう。今までやってきたルートを磨くと共に、新しいアプローチへのチャレンジも必要で、積極的に一歩を踏み出す秋にしていきたいものです。(清水)



ハウスメーカー関連
市場

2015-8-31
住宅商品トレンド

京都デザイン

article by :株式会社住宅産業研究所

 今年発売の新商品において、デザイン提案で注目したいのは「京都デザイン」です。いわゆる和風デザインですが、最近の主流である和モダン的な軽いテイストではなく、伝統的で重厚なイメージが目を引きます。背景としては、日本ブームによる外国人観光客の増加により、日本的なるものが見直される動きがあると推測されます。中でも、京都は日本ブランドのコア・バリューであり、住宅デザインとしても、改めて京和風デザインに取り組んでみるというトレンドと見られます。
 三井ホームは「京町屋プロジェクト」として、京都市内で建売分譲を手掛けています。特徴としては、京都市による「平成の京町屋」認定を取得した点にあり、京都認定というお墨付きが重要です。主な認定基準としては、

   ・空間構成(通風経路、庭の設置等)
   ・環境配慮(長期優良住宅認定)
   ・木の文化(地元木材を使用)
   ・形態意匠(軒の出900mm以上の勾配屋根)
   ・維持保全(維持保全計画書を作成)

などがあり、補助金も支給されます。具体的には、4棟ある物件の間取りは異なりますが、軒のラインや建物の高さ、格子等を統一して街並みを形成することを狙っています。また、出格子や一文字軒瓦等、伝統的な意匠も積極的に取り入れており、洋風イメージの強い三井ホームの和風デザインという点も興味深いところです。
 一方、大和ハウス工業の「セジュールウィット京和風」という新商品は、2階建アパートの京都デザイン仕様です。アパートの建築地によっては、和風デザインとすべき街並みというケースも考えられ、また、デザイン差別化の一環としても面白い取組みだと評価できます。更に、伝統的建造物群保存地区などを想定した、在来工法の商品も合わせて発売しており、こちらは漆喰の塗り壁や土壁、三州瓦屋根など、自然素材を採用した更なる本格和風デザインです。(脇田)


15.8.31京町屋プロジェクト.png

ハウスメーカー関連
商品

2015-8-28
業界トピック

防災は街づくりから~被害を最小限に抑え、非常時の不安も抑える

article by :株式会社住宅産業研究所

 間もなく防災の日を迎え、防災関連の話題も増えてきました。耐震、耐火はもちろん住宅においては最低限の備えといえますが、停電時電気をどうするか、飲料水をどうするかという問題も住宅会社にとって、防災対策の取れた住宅という意味で、考えるべき課題です。
 電気に関しては、蓄電池が少しずつ普及してきて、新築のみならずリフォームでも蓄電池の設置が増えてきました。例えば積水化学グループのセキスイファミエスでは、昨年既存住宅向けに600台、旭化成リフォームでも240台を設置しました。
また飲料水では積水化学が住宅向けの飲料水貯留システムを発売しています。地下に備えた貯水槽に、常に新鮮な水と入れ替えながら、一定量を蓄える仕組みです。非常時には足踏み式の空気ポンプでくみ上げることができ、家族4人で3日間ほどの飲料水が賄えます。
 被災後はパニックにもなりますし、こういう備えがあることは非常時の不安を抑えることもできます。

 東日本大震災では、都内でも被災後の帰宅困難者が都市部にあふれました。都市部での震災が起きたらどういうことになるか、万全の対策は非常に難しいでしょう。
 先日、富士山麓で長渕剛が行ったオールナイトコンサートに行って来ましたが、この時も帰宅困難者が話題になりました。会場は交通の便が悪い場所で、自家用車での来場を規制したので、ここにはバスでしか行けません。その陸の孤島に10万人が集まりました。10万人をバスで運ぶとなると、50人乗りでも2000台です。当然、道は渋滞します。そして例えば1分に3台、バスが発車するとすると、1時間で180台、2000台が動くには11時間掛かります。なるほど、帰宅困難になるわけです。混乱を防ぐために規制退場を行いましたが、ちなみに私が会場から出たのはライブ終演から約6時間後、バスに乗れたのは9時間後でした。
 人が大量に集まるということは、ほんとに身動きが取れないものだとつくづく感じましたが、震災で街が壊滅したら、本当に恐ろしいことが起こるのだな、改めて思いました。人の移動のことも考えた街づくりなど、防災対策で考えることがたくさんあります。防災を考えた街づくりは、これからの住宅会社の重要な役割の一つでしょう。(関)



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