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2013-6-17

住宅会社テレビCM分析

 積水ハウスのフレキシブル3階「空間篇」と「暮らし方篇」

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 テレビCMはひとつの商品に対して、ひとつのCMを制作するのが一般的です。15秒バージョンと30秒バージョンといった秒数の違うCMを制作する事はありますが、基本的に内容は同じものであることが大半です。今回は同じ商品で、2パターン制作されたCMを紹介します。


 積水ハウスのフレキシブル3階のCMは、「空間篇」と「暮らし方篇」の2つのパターンが作られています。どちらも30秒バージョンのCMで、フレキシブル3階という同じ商品のCMですが、CMが訴えている内容に違いがあります。「空間篇」では、CMに出演するのは、女優の剛力彩芽だけで、剛力が動かす指に合わせて鉄骨の柱の位置や天井高が動き、柱の位置にとらわれず空間を自由に作る事ができるという点をアピールしています。
 「暮らし方篇」では、剛力の他に孫と祖父母や、花屋と賃貸住まいの若者を登場させることで、2世帯・3世帯同居、賃貸・店舗併用などの様々なライフスタイルに合わせて、家作りを行えることを表現しています。


 このフレキシブル3階の特徴は、通し柱を必要としないβシステム構法を採用している点です。従来のラーメン構造では、1階から3階まで通し柱が必要だったため、柱位置によってプランに制約が生じていたのですが、βシステム構法では通し柱が不要になり、各フロアごとに柱位置を自由に変える事ができるようになりました。これにより多世帯同居といった暮らし方の違いにも柔軟に対応することが可能となりました。


 15秒や30秒という短い時間に、アピールしたい情報を詰め込み過ぎると視聴者にとっては、ひとつひとつの情報の印象が薄くなってしまい、結果的にCMの効果があまり期待できない要因になりかねません。しかし、同じ商品でも複数のCMを制作することは、効果的に商品をアピールする事はできても、その分の手間や経費も余計にかかってきます。それでも複数のCMを制作し、商品をアピールするという事は、企業がその商品にどれだけ力を注いでいるかという点を判断する目安にもなるでしょう。(6月17日号 恵美)



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2013-6-14

注目の住宅関連広告

 神奈川県全27の総合展示場が合同イベントを開催

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■神奈川県総合住宅展示場合同フェア~左:新聞折り込み広告、右:新聞広告



 今月の1日から9日の9日間、神奈川県(一部東京含む)でオープンしている全27の総合展示場において、合同のイベント「増税前の建て得家づくりキャンペーン」を開催しました。キャンペーン対象となる総合総展内にあるモデルハウスのうち2棟を見学することで、ハワイ旅行(20名)や国内旅行(10組)など豪華旅行が抽選で当たるという仕掛けです。広告は前日の5月31日に神奈川~東京の一部エリアに新聞の折り込み広告が、初日となる6月1日には全国紙2紙の神奈川版に新聞広告が掲載されました。


 県下の総合展示場が合同でイベントを開催する試みは全国でも珍しく、消費増税前の駆け込み客を総展で出来る限り捕捉しようという気概が感じられます。広告内においては、

「同じ家なのに消費税率が違うなんて」
「家を買うなら消費税が上がる前に!」
「今から始めてもまだ間に合う?」

など、消費税のアップに訴求ポイントを絞ることで、消費者マインドを刺激しています。また右図の新聞広告では目先の8%だけでなく10%も意識させ、より消費税アップによる負担額の差を大きくなる「建て得」を感じさせるような広告になっています。


 神奈川県の業態別の持家シェアでは、2004年度時点でハウスメーカーは34.5%を占めていました。以降は年々ハウスメーカーシェアが拡大しており、2011年度には39.2%と全国平均を7.2%上回っています。ハウスメーカー隆盛の背景には、高所得者層が多い市場であることも影響していますが、このような展示場側の企業努力による集客というのも一つのポイントになっているかもしれません。(平野)


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