パナホーム多層階戦略

住宅メーカーでは2015年の相続税改正、景気回復による地価上昇など、賃貸や併用住宅の提案が多くなっており、それに伴い「多層階住宅」も伸びてきました。また東京都では木密エリアの防災能力強化を狙った「木密地域不燃化10年プロジェクト」が活発化するなど、今後もこの多層階トレンドは続きそうです。

多層階戦略に最も力を入れている住宅メーカーとして、パナホームが挙げられます。商品として、7階まで建築可能な工業化住宅「ビューノ」も持っています。5・6・7階建ては若干ニッチな商品ではありますが、他社ではコンクリートや在来鉄骨の提案になってしまうところを、工業化住宅で対応可能としました。提案スピードや金額的にも有利で、また営業にとっても自社の工業化住宅ですので、RC造などに比べて積極的に提案しやすいはずです。
また新商品の「ビューノプロ」では、最大9,000mmスパン、3,000mmオーバーハングが可能な事や150mmピッチの設計モジュールなど、おそらく住宅メーカーでは最も設計自由度の高い商品となっています。

パナホームでは多層階住宅の営業拠点として、ビューノプラザを、川崎、大塚、中野に出していましたが、好評なことから今期は横浜、浅草、新宿にも拡大しました。
ビューノプラザ横浜はランドマークタワー33階に入っており、セミナーやイベントの開催の他、ビューノの商品特徴を分かり易く伝えるプロジェクションマッピングがあるなど、内装も華やかなことからVIP対応のランクアップ施設として活用されそうです。
ビューノプラザ浅草は5階建ビューノで1階ビューノプラザ、2階賃貸モデルとして活用。5階建モデルのある本所吾妻橋から近いなど、多層階提案がはまる城東エリアの好立地な展開です。
ビューノプラザ新宿は1階カフェ、2階ビューノプラザ、3階賃貸、4~6階2世帯住宅で、新宿展示場を兼ねています。

またこれらのビューノプラザでは打ち合わせやセミナーなどを行うだけではなく、フラワーアレンジメント教室やヨガ教室などの住宅関連以外のイベントも行います。地域密着型営業拠点としての役割も担っている事から、拠点周辺のオーナー紹介促進や地元の不動産会社などの紹介ルート開拓にも活きてきそうです。

5.29_takatsu.png

by .