早期のファン化で歩留まりを高める

7月の後半は東名阪の3会場で「TACTセミナー」の講師を務めさせていただきました。暑さが厳しい中でお越しいただいた皆様には感謝申し上げます。
今回のセミナーでは主に「集客」をテーマにお話させていただきました。やはり消費増税からの反動減があった昨年以降、集客が厳しいという話はよく耳にします。中長期的には、新築戸建だけを住宅取得の候補として展示場に訪れる客は徐々に減っていくと思われます。集客の絶対数が減っていくとすれば、来場客を早期にファン化し商談客へと変えていく歩留まりを高める必要があるでしょう。

早期のファン化ということでは、各社で様々な工夫をされていると思います。先週は「TACT」の取材で富山のビルダー数社に伺って来ましたが、「リアルサイズの街角展示場を増やす」「初回で自社の家づくりの進め方を説明し、合致しない客は早めに見極める」「営業マンのトークを強化する」など、各社各様の強化策を進めているようです。
オダケホームでは、ショールームでのファン化を強化するため、今年2月にショールームに「3D-CADバーチャルルーム」という新たな体験スペースを加えました。このスペースでは、壁・床・天井に3D-CADで描いたプランのイメージパースを映し出し、専用の3Dメガネをかけてその場に立つと、実際にパースで描かれた室内にいるように感じられるようになっています。施主が実際に建てる家の完成形をリアルサイズで体験できるということです。
プランがイメージしやすくなったということもありますが、3Dのバーチャル体験は単純に楽しいため、リピート来場の促進や早期のファン化に役立っているそうです。

「TACT」8月号では、富山のビルダー記事と、ビルダーの集客戦略の特集を掲載しますので、ご期待ください。

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