新築マイホーム人気にかげり?「買うなら中古」3倍に! どこまで本当かな?

先週、YAHOOトップ画面のニュース記事に掲題のタイトルが載りました。
掲載記事の概略は以下の内容でした(原文のままの一部抜粋)

新築のマイホームをほしがる人が減っている――。そんな傾向が、28日に発表された内閣府の世論調査でわかった。住宅ローンを背負いたくないという理由が最も多かった。家を買うなら中古という人が増えている。かつてのように右肩上がりで年収が増えた時代とは違うという、現実的な側面がうかがえる。(中略)
 また、住宅を購入するとしたら「中古」という人は9・9%で、04年の3・4%から3倍近くに増えた。「新築」は73・0%で、04年から9・2ポイント減った。(後略)

タイトルに沿った記事内容は上記の掲載となっていました。
しかし、揚げ足をとる訳ではないですが、世論調査の内容をキチンとみますと、購入するなら新築の73%の内訳は、一戸建て志向63%、マンション志向10%。中古購入意向の9.9%の内訳は、一戸建て志向6.1%、マンション志向3.8%となっています。データの見方や受け止め方は色々ありますが、「一戸建て志向は新築希望が9割、マンション志向は3割以上が中古を選択」と、一戸建て志向は依然新築希望が高いと捉えることもできます。
YAHOOのトップ画面の情報拡散効果や迅速性は非常に高く、USJのハリッポッターがオープンした時、USJのマーケティング担当者は、オープンしたニュースがトップ画面に載るかをオープン時の成否判断の一つとしていました。
インターネットでの情報拡散効果が大きいだけに、タイトルだけでの誤情報が気になったので、取り上げてみました。(津田)

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