社内部署広告で専門性をアピール

ハウスメーカーの定番広告といえば、会社や新商品のPR、分譲地情報、セミナーや見学会となど様々ありますが、このところ一風変わったものとして社内の特定部署をアピールするものが増えてきています。

例えば下図の旭化成ホームズの広告は、「共働きの家族が家を建てる際に、親と協力し合いながら楽しく暮らすために、実家との距離が0分、15分、30分、60分のどの場所に家を建てるのがベストか」というクイズ形式になっており、出題元として同社の社内研究所である「共働き研究所」「二世帯住宅研究所」の名前が書かれています。

既に実家との距離に悩んでいる顕在客はもちろん、実家との距離によって様々な違いが発生するという気づきを潜在客に与えるという意味でも広告効果は大きそうですが、広告内では“あなたにピッタリの答えがある”とした上で、社内研究所という専門家集団の存在をアピールすることでその信憑性を高めるという狙いもありそうです。

この他、近年富裕層対応を強めている住友林業も、取り組み当初の2014年には邸宅設計を行うデザインパートナーズグループ(現建築デザイン室)の広告を出稿しています。餅は餅屋と言いますが、住宅会社の広告においても、専門性をアピールすることで広告の訴求内容に合致する「狭いながらも濃いユーザー」を捉まえようという動きは今後増えていくかもしれません。(平野)

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