VR元年!住宅販促に使えるIT技術

今年も残すところ僅かとなりましたが、2016年はVR元年と言われる年でした。VRとはVirtual Reality(バーチャルリアリティ)の略で、日本語では「拡張現実」と訳されます。コンピューターなどで合成した映像や音響によって、現実ではないが現実のように感じることのできる環境を人工的に作り出す技術の事です。

概念的には昔からあったものですが、今年がVR元年と言われる所以は「ヘッドマウントディスプレイ」等のハードが普及したことが挙げられます。このゴーグルに、既に普及が進んでいるスマートフォンを装着することで、個人でも手軽にVRを体験することが可能となりました。ゴーグルは安いものは1,000円足らずで手に入れることも可能で、コンテンツさえあれば(作れば)誰でも簡単に使うことができるという状況です。

 

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▲住林 ショールームに導入したVRシステムのイメージ

 既に大手住宅メーカーでは、この技術を応用した説明ツールを用意しています。例えば住友林業の一部の支店では、大型スクリーンと3Dプロジェクターを使った仮想現実によって、検討中のプランを疑似体験してもらえるツールを導入しています。また、大和ハウスでは沖縄で販売する分譲マンションでの暮らしを、首都圏からの移住を検討しているユーザーに体験してもらうという試みを開始しています。ポイントは遠隔地での利用も可能という点であり、ゆくゆくは自宅に居ながら展示場を見るということもできるかもしれません。

 東京オリンピックが開催される2020年まで残り3年となりました。“2020”という数字は近未来をイメージさせ、オリンピックは日本が世界に誇る技術を発信する場でもあります。積水ハウスでは、ブレインマシンインターフェイスや、ウェアラブルセンサーを使ったスマートヘルスケアサポートなどの開発も進めているようで、住宅メーカーが発信する未来型住宅の取組みも気になるところです。(関・和)