大和ハウスが報道関係者向けサイト「Newsroom」を開設

企業にとってニュースリリースは、自社の取組み(新しいサービスの内容、新商品など)を世の中に知らしめる重要な手段のひとつです

インターネット普及以前は、企業が消費者に対して自社の情報を発信する場は少なく、「プレスリリース」として、メディアにのみ配信されてきましたが、インターネットが普及したことで、誰でも見ることができる「ニュースリリース」として配信する会社が多くなりました。その為、メディアの他、株主、投資家、学生なども目にするものとなっています。ただし企業として最も取り上げてもらいたいのは、新聞、雑誌、TVなどのメディアであると考えられます。

大和ハウスでは、今年2月に報道関係者向けサイト「Newsroom」を立ち上げました。これは同社グループが発信するニュースリリースや決算等、最新ニュースなどを知ることができるサイトです。いわゆる一般的なニュースリリースサイトとの違いは、
「企業情報」 「Housing(住宅領域)」
「Business(法人向け領域)」 「Life(生活・暮らし・余暇)」
「Global(海外展開)」 「技術・研究開発」
「環境・CSR」 「採用・人財」
といったように情報が整理されている点です。多角的に事業を展開し、2016年12月時点で180社を超えるグループ企業がある大和ハウスグループの場合、発信したい(メディアに取り上げて欲しい)情報を整理して提供する必要があります。

メディア側から見るとニュースリリースは取捨選択が可能なモノであり、その出来次第で取り上げる必要があるか、そうでないかを判断することがあります。大和ハウスではこの部分に注目しサイトの充実を図ったという事でしょう。各媒体の記者が確認したいと思った情報にダイレクトにアクセスし、取り上げてもらえることが多くなれば、その分だけ企業価値の向上につながるものと思われます。

長らく不況が続く住宅業界において、好調を持続している大和ハウス。情報配信の仕方一つを取っても、その戦略の緻密さが伺えます。(関・和)

■大和ハウス「Newsroom」サイトイメージ
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