天井高ブーム

ハウスメーカーではちょっとした天井高ブームが起きています。その先駆けとなったのが、大和ハウス工業のxevoΣの天井高2,720mmです。
過去を振り返ると三井ホームが標準の天井高を2,600mmとし空間の提案を行っていましたが、今回の大和ハウスはCMなどでも大きくアピールしたことで、広く一般ユーザーに向けて天井高という新たな住宅の価値観を提案しています。

このCMが無ければ、天井高を気にするユーザーも少なかったと思います。
加えて大和ハウスでは今年の4月に天井高2,800mmのバリエーションを拡充し、床を一部下げることで最大天井高3,160mmを可能としました。また天井高2,400mmと2,800mmを体感できるブースを東京本社に設置するなど、さらなる攻勢をかけます。

積水ハウスもこの4月に新構法「ダイナミックフレーム・システム」を投入し、天井高2,740mmの他、折り上げ天井、床下げなどで最大天井高3,310mmを可能としました。
住友林業では新商品「The Forest BF」の天井高を、2,250mm、2,400mm、2,600mm、2,800mmと新たに4種類設定しました。もともと同社では天井高を比較的自由に設計できますが、選択肢を設けることで改めてアピールを行います。ミサワホームも新構法「センチュリーモノコック」を発表し、天井高約3,000mmとハイサッシを組み合わせるという提案を行います。もともとミサワホームは蔵やスキップフロアと絡めた空間提案は得意としています。

■大和ハウス工業「天井高ひろがり体感スペース」
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■積水ハウス「ダイナミックフレーム・システム」
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■住友林業「The Forest BF」
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またどのメーカーもただ天井高が高いというだけではなく、天井高+大開口で開放的な空間を訴求したり、大空間を取ってもZEHに対応できるといった、+αの提案を行っているのが特徴です。上下の空間設計はマンションではできない戸建の魅力で、今後も提案は増えそうです。(高津)