住宅業界20年間の歩み~縮小市場を生き抜く為に

振り返ると、この20年間は住宅業界にとって非常に厳しい時代だったと言えるでしょう。96年度、消費税実施前の駆け込み需要で163万戸と住宅業界有数の盛り上がりを見せていた時代から一変、05年のマンション構造計算書偽造を発端とした基準法改正、サブプライムローン問題からリーマンショックの影響で、09年は80万戸を下回る77.5万戸と大幅な下落を見せました。13年度は14年の消費税増税の駆け込みにより100万戸にあと少しの98.7万戸に戻しましたが、その後反動減によりまた落とすといった具合に縮小市場が進んでいます。
特に14年度の持家の反動減がひどく、市場が回復傾向となる現在でも持家に関しては大きな回復は見られず、ほぼ横ばいが続き厳しい状態が続いています。反対に近年伸長を続けているのが賃貸市場で、16年度は低層賃貸が29.6万戸と持家29.1万戸を追い抜くほどの伸長をみせています。しかし最近では、供給過剰による空室問題が取り沙汰され、顧客のトーンダウンも一部で起こっており逆風も感じられます。

弊社の人気調査資料の一つに住宅市場動向や、都道府県別販売棟数ランキング、住宅メーカーの業績推移等をまとめた「住宅メーカーの競争力分析」があります。その弊社独自のデータ20年間分(96年度~15年度)を再集計・再分析した「激闘!住宅市場攻略の20年史【東日本版】」を5月29日に発刊致しました。
本資料はこの激動の20年間の歩みや、各エリアの動向、メーカーの業績推移等が、この一冊に網羅されています。2020年の後は更に市場は激変すると予想もある中で、今後の厳しい住宅市場を生き抜くヒントになる資料となっています。(三大寺)

■利用関係別着工戸数の推移 ※着工統計
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